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何時もの散歩道   

広瀬川のお散歩を二時間コースで歩くと、大体この道を通る事になる
国道4号線をずっと海に向って東へ向うんだ
今朝(4月2日)もその道を通り、かつて朝もやで幻想的な岸辺になっていた河原へ行ってみた
太陽が雲間から顔を出す
日は高く昇っているのに、この暗さ・・・何だかさびしいな
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歩道にはひび割れを補修したのか、黒い塗料状のものが塗り込められてる
何故かその付近に白い粉・・・補修の補強なのかな?
こんな風に河原沿いの遊歩道には、延々と黒い補強材が・・・
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そしてかつて見た静かな河畔は、流木やゴミが貯まり、別の場所みたいな光景になっていた
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この辺り海からはかなり距離のある場所なのに
新聞で見た浸水地域はこの辺りをすっぽりと覆っていたんだ
どうやら広瀬川が津波の影響で増水し、沿岸の木々や色々なものを
こんな所まで押し流したらしい
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この辺りの住宅地までは津波が押し寄せる事は無く(広瀬川の堤防が高いからな)
家屋の倒壊も聞かないけれど、かなり怖い状況だって事に変わりはない
だってこの数キロ先は、今でも考えるのも恐ろしい事になった地域のある街なんだ
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ほんの数メートル遅れで命を失ったと言う方々
子供を建物の上にあげて波に飲まれたって言う方
消防の半鐘を叩き続けて、波間に消えたって言う方
無線で津波の情報を伝える為、無線機のマイクを握ったまま発見された方
水門を閉めにいき、戻らなかったと言う方

時間とともに具体的に伝えられる悲劇
ほんの紙一重なんだ。。。オイラ達だってたまたまこうして生かされただけなんだ
勿論もっと悲惨な目にあわれた方達は居るだろう
今だって支援が滞ったり
せっかく命が助かっても普通に治療を受けられず、弱っていく人達が沢山居る

こんな悲しい事はもう沢山だ
でも地震国日本に住んでいる限り、今回の事は心に刻んでいかなきゃならない
生かされたこの命。大切に、本当に大切に毎日を送りたい

by seechan2525 | 2011-04-02 13:44 | 311のあと・・・

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